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【直観英文法】aとtheの違い

 

 


【直観英文法】aとtheの違い

 

大学受験時代に点取りマシーンへの変貌することができた目からウロコの「直観英文法」を紹介します。

今でも覚えている言葉にこんな言葉があります。

「英語は所詮、言語ですよ、どんなアメリカ人でも喋れるでしょ?どんな人でもできますよ、理解の仕方が悪いだけです。」・・・・確かになと、当時未熟な私も同感し、今もそう思っています。

 

第1弾として、中学で英語を勉強し始めまず習う「aとthe」の理解の仕方について解説します。ほとんどすべての中学生が誤った理解をしてしまいます。英語嫌いの元凶です。詳細は私が受験生の時に師事していた富田一彦先生の書籍に書いてあります。

 

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1.まず初めに意識する事:筆者(話す人)と読者(聞く人)の対話

 

結論から言います、これが英語を理解する上で最も重要でほとんどの受験生ができていない事です。

最も重要なこと:

筆者(話す人)が何をイメージして(思って)、書いた(発話)したかを考える事 

 

 

どんな英語の文章や言葉にも、筆者(話す人)が存在します。

すべては、筆者・発話者が何をイメージして(思って)、書いたか?話したか? が大原則です。何か英文法で絶対正しいルールがあるのだと考えているのであればそれは幻想です。筆者・発話者が正しいと思って書けば・発話すればそれが正しいのです。なぜなら英語も所詮言語でありコミュニケーションツールにすぎませんから。

特に、筆者・発話者が頭の中で何をイメージしているか?が読み手・聞き手には重要になります。これを忘れないでください、一番重要で当たり前な事ですが忘れがちかつできていない人が多いです。

英語はコミュニケーションツールです。筆者と読者の頭の中のイメージ共有が最も重要です。その最たる例である「a」と「the」の正しい直観理解について次に説明します。

 

 

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2.「a」と「the」の直観的理解:「ある」と「その」はダメ

中学で英語を勉強し始めまず習う事 「a」=ある、「the」=その という意味だと習いますがこの理解では英語(というか英語でのコミュニケーション)はできるようになりません!

 

【ルール1】

「a」:読者・聞き手が自分と同じ物・事をイメージできないだろうなと筆者・発話者が思ったときにつける

「the」:読者・聞き手が自分と同じ物・事をイメージできるだろうなと筆者・発話者が思ったときにつける

 

なので日本語にすると

 

「a」:同じ物や事をイメージできない(知らない)と思うけど、、、 

「the」:同じ物や事をイメージできる(知ってる)と思うけど、、、

 

になる。そのため、それぞれの状況に応じて以下のような日本語訳が当てられます。

 

「a」:よくわからん、知らん と思うけど

「the」:例の

 

「a」が不定冠詞、「the」が定冠詞といわれる理由は

「a」は筆者(発話者)と読者(聞く人)の間で、イメージが定まっていないから、「不定」冠詞

「the」は筆者(発話者)と読者(聞く人)の間で、イメージが定まっているから、「定」冠詞

という理由になります。

 

試しに例文を見てみましょう。

 

例文1

Please give me a pen. =よくわからんけどペンちょうだい=正解:なんか書くものちょうだい

Please give me the pen. =(知ってると思うけど)ペンちょうだい =正解:例のペンちょうだい

 

解説1

「the」の場合の「例の」は、「筆者(発話者)と読者(聞き手)で共有できている」なので、

・(今目の前にある)ペンちょうだい

・(前から見せびらかして自慢してた)ペン頂戴

どちらにでもこの文のみからでは正解であり、前の文やそれまでの発話から決まります。

 

図1

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例文2

I saw a sun yesterday. = 訳 昨日、知らんと思うけど太陽みてさ、

I saw the sun yesterday. = 訳 昨日、例の太陽みてさ 

 

解説2

地上の地球に住んでいる人間であれば、太陽といえばみんな1つにイメージできます。なので通常、太陽にはTheが付きます。

それなのに、a sunとしているということは、太陽が複数あり特定できないと思っている宇宙人か、太陽を見たことがない地底人に話しかけているという状況になります。映画やドラマなどのフィクションや宇宙の話ではa sunもあり得るという事です。

なので、盲目的にThe sunと丸暗記するのはやめましょう。

 

例文3

I swam yesterday in a river. =訳 昨日あなたはしらんと思う川で泳いでさ、、、

I swam yesterday in the river. =訳 昨日、例の川で泳いでさ、、、

 

解説3

2つの訳を見てわかると思いますが、「a」をつけられると知らいない情報のため読者は気になります。

逆に筆者は「a」をつけるということは相手が知らないと思っている事なので、これから説明しようとします。

 

「a」の場合:昨日しらん川で泳いでさ → その川っていうのがさ :と川を話題に説明に入ります

「the」の場合:昨日例の川で泳いでさ → 泳いでたら足がつってさ :と川以外の話題に入ります

 

このように「a」と「the」の違いとしては、次にどのような話題を筆者が話そうとしているかが分かります。これは受験の読解や会話中での話題の予測に役立ちます。次にこの違いについて説明します。

 

 

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3.「a」と「the」の違い:読解・会話への応用

「a」か「the」どちらを使うかは、「筆者(発話者)が読者(聞き手)と同じ物・事をイメージできると思っているかどうか?」で決まります。それ故に、筆者(発話者)が「a」を付けたという事は、読者(聞き手)が、イメージできない・しらないと思っている事になります。

つまり、筆者としては「①本当に知らなくてもいいと思っている事」か「②新しい情報なのでこれから説明しようとしているか」のどちらかになります。なので、読者(聞き手)としては「a」をつけてきた場合は、「新情報か?」「これから説明されるか?」と身構えるのが自然な姿であり、受験の読解でも重要になります。

 

【ルール2】

筆者が「a」をつける=「新情報」であり、「これから説明が始まる」と身構えましょう

 

例文を見てみましょう

 

例文4

It’s 2 a.m. and you’ve counted enough sheep to fill the field, but you still can’t get to sleep. Do you start counting goats; get out of bed and read; take a sleeping pill; or hava a glass of whiskey? Almost everyone experiences a sleepless night of two at some point in their lives, but according to a recently reported study, changing your habits is the key to fighting sleeplessness.

 The study focused on people who had been experiencing insomnia sleeping difficulties for 15 to 20 years.

 

解説4

a recently reported study = 「新情報」 であり

The study = 例の研究ではね、、、 と説明が始まります。

 

会話でも同じですが、「a」がつけられたときは「新情報か?」「これから説明されるぞ」と構えましょう。

 

例文4全訳

午前2時であり。野原一杯になるほど羊を数えてしまったが依然として眠れない。そんな時、ヤギを数え始めますか?ベッドから出て読書し始めますか?睡眠薬を飲みますか?それとも、ウイスキーを一杯飲みますか?ほとんど皆が人生で1回か2回は眠れぬ夜を経験しますが、最近報じられた研究によれば、習慣を変えることが不眠と戦うカギとなるのである。

 例の研究は、15~20年間不眠症で苦しんできた人々を対象にした。・・・・

 

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4.まとめ

いかがでしたでしょうか?「a」と「the」の違い理解できましたでしょうか?

このような「a」や「the」は日本語には存在しないですが、英語を使う人たちは早く意味を知りたいという意識が強く、これから読む・発話される内容を宣言するような役割を持つ物が多い傾向にあるため、このような「a」、「the」という記号が存在します。

ほかにもよく勘違いしている例として、「Yes」、「No」があります(詳しくは別記事で紹介します)

また、私が受験生の時お世話になった富田一彦先生の参考書に詳しく書いてありますのでぜひ必見です。

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