【直観英文法】可算名詞と不可算名詞の違いと見分け方
【直観英文法】可算名詞と不可算名詞の違いと見分け方
大学受験時代に点取りマシーンへの変貌することができた目からウロコの「直観英文法」を紹介します。
今でも覚えている言葉にこんな言葉があります。
「英語は所詮、言語ですよ、どんなアメリカ人でも喋れるでしょ?どんな人でもできますよ、理解の仕方が悪いだけです。」・・・・確かになと、当時未熟な私も同感し、今もそう思っています。
今回は、可算名詞と不可算名詞の違いについて解説します。少しマイナーなテーマですが「a」と「the」の違いと似ていますので、それぞれ正しく理解しましょう!
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1.可算名詞と不可算名詞の違いと見分け方
英語の名詞には、数えられる名詞=可算名詞、と数えられない名詞=不可算名詞の2種類があります。
可算名詞(countable noun)、不可算名詞(uncountable noun)のため辞書にはCやUと省略して表記されています。
よく学校の授業や参考書では、
・可算名詞=普通名詞 と 集合名詞
・不可算名詞=物質名詞 と 抽象名詞 と 固有名詞
であり、普通名詞は本や車など、集合名詞は家族など子供や親などの集まりを表し、
物質名詞は金などの物質、抽象名詞は幸福などの概念、固有名詞はTokyo(東京)など固有の名前だ、どれに当てはまるかを考えて見分けるんだと習うでしょう。
果たして英語ネイティブはそんなこと考えて使っているんでしょうか? 答えはNoです。すごくシンプルに理解しています
【ルール4】可算名詞と不可算名詞の見分け方
可算名詞=誰もがその名詞の代表的な形を1つにイメージできる物。
不可算名詞=誰もがその名詞の代表的な形を1つにイメージできない物。
ネイティブが考えるのはこれだけです。「数えられる」ということは代表的な物の形がないと1つ2つと数えることはできませんよね?
例えば車、本、ペンといわれて形をイメージできるのでこれらは可算。水や情報といわれても特定の形をイメージできないので不可算名詞といった具合です。
図でも見てみましょう。
図1
また文法的な違いを表にしておきますね。
シンプルに、「a」を使いたいとき=「相手が知らんと思うとき」に、可算名詞は「a/an」が付く、不可算名詞は「無冠詞になる」だけです。「the」は同じでどちらも使えます。あとは当然ですが不可算名詞に複数形はありません。
【ルール5】可算名詞と不可算名詞の違い
可算名詞:a pen / the pen(複数形有:pens / the pens)
不可算名詞:water / the water(複数形なし)
表1
では、さっそく例文を見てみましょう。
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2.使用例文
基本的にどんな名詞も可算名詞にも不可算名詞にもなりえます。繰り返しますがポイントは、特定の1つの形をみんながイメージできるかどうか?です。イメージできれば可算名詞でありa/anが付きます。イメージできなければ不可算名詞であり、無冠詞です。
例1
・Chicken 鶏肉 (特定の形を1つにイメージできない=切り身)
・a chicken ニワトリ1羽(特定の形を1つにイメージできる=1羽のニワトリ)
例2
・Paper 紙 (特定の形を1つにイメージできない)
・A paper 新聞/トイレットペーパー1リール (特定の形を1つにイメージできる)
例3
問題次の文を訳してください(theも含めた応用です)
- Pass me the water please.
- Pass me water please.
例3 回答
- そこの水ちょっと取ってくれない? (ペットボトルの水を飲みたい、)
- なんでもいいから水ちょうだい!(やけどして水をかけたい、砂漠で水が欲しい、等)
例3 解説
- the water:二人が同じ物をイメージできている水が欲しい
- water:相手がわからないと思うけど水をくれ=とりあえず水が欲しい状況
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3.【受験生必見】数量を表す形容詞
可算名詞と不可算名詞の前に置いて数量を表すことができる形容詞一覧を紹介します。
このような形でまとめられている参考書や講義はほとんどないのでかなり有益なまとめ情報です!
英文法の穴埋め試験や英作文での文法ミスをなくして点取りマシーン化してください。
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4.まとめ
いかがでしたでしょうか?可算名詞と不可算名詞の違い理解できましたでしょうか?
とてもシンプルですよね。
同じことを繰り返しますが、「英語は所詮、言語です。どんなアメリカ人でも日本人でも使えるようになります」。無理矢理に日本語で訳を当てはめて英語を理解しようとするのでややこしくなっているだけです。正しく理解していきましょう!